「毎晩 夜な夜な 夜中の1時から3時まで 家族の幽霊がでて 困ります。
どうにか してください!」
「えっ?」
秋田町発24時「お部屋の除霊」
入居者さんには 80歳を超えますと いろいろと 我々には みえないものがみえてきます。
さっそく 先日 宅建城本部研修会で 認知症サポーターリングをつけて お客様のもとへ
訪問
と いっても お部屋に 夜な夜な 家族の幽霊が出るということで 除霊グッツも用意
袈裟 と 数珠 これを して マンション内を歩いておりますと ばったり
リフォームにきていた アベ監督に遭遇
「何 なされているのですか?(゜o゜;」
私の格好をみて 驚いておりました。
「お客様が 夜中に 幽霊がでるということで 除霊にいってきます!」
不動産屋は プロレスの覆面をかぶって ハチの巣を退治したり 除霊グッツで
霊媒師になったり いろいろ大変な職業です。
おっと 忘れるところでした ちょっと はりこんで お清めのお塩
鳴門のあらじお だ!
認知症のお客様に この世に 幽霊なんかいるか もうマンション 出ていってくれますか? など
大きな声で いっては いけません。
認知症サポーターは まずは 同じ目線になって いっしょに 考えてあげることから
はじめます。
「こんにちは!青山興産です!」
「待ってました。おにいちゃん 実は このあたりに 夜な夜な 親子の幽霊が
私を じっとみるの! もう 2週間も 苦しめられるの!助けてください。」
ここで そんなバカな と いっては いけません。
「おかあさん このあたりですか? 今は 何か みえますか?」
「今は 何もみえませんが 夜11時がきたら じっと 私をみつけて 3時には
消えていくの!」
「おかあさん 何か その幽霊 おかあさんに 訴えてませんでいたか? 喉がかわいたとか?
苦しいとか?」
「さみしそうな目で じーーーっと 私を みつめているの!」
さあ これから 心理戦の得意な あおちゃんのお清め
「おかあさん 最近 つらいこと ありました?」
「つらいこと? 昨年 相次いで 弟2人 なくなりました。」
「そうなんですか なくなったときに お墓参り いかれました?」
「九州やから 無理ですよ。」
「昔 みんなで 小川で遊んだこと 覚えておりますか?」
「あの頃は 楽しかったなあ!」
このとき さとりました このおかあさん 四国にきて 20年も音信不通の弟と
会話もせずに 旅立たれたことが 後悔に念に さいなまれているのかも。
この幽霊の話を 娘にしても ぼけた といわれるだけなので いえないと
うちの事務員さんと アベ監督に 話すぐらいだったそうです。
「おにいちゃん 私が ぼけたら 39度の熱でうなされている娘が これから
ごはん どうやって食べていったらいいのか 私 心配で 眠れないんです。」
娘さん 何も問題なく 元気で 働いておりますが 母親にとりましては
いつまでも子供で 私が しっかりしないと というプレッシャーのため
認知症を 早めているのかもしれません。
私 同じ目線から アドバイス
「おかあさん 弟さんが ねーちゃんに 会いたい 会いたい って きてくれて
いるのかもしれませんよ。その幽霊 おそいかかったりしてこないでしょ?
じっと 寂しそうな目で みていて 3時になったら 消えるのですね!
向こうの扉が開く うしみつどき の時間内であり 弟さんの守護霊さんかも
しれませんよ。 朝 起きたら お皿に このお清め塩を玄関とベランダに おいて
ください!」
と ベランダを あけますと にんにくの山
「おかあさん これ にんにく おいているのは 西洋の幽霊 ドラキュラですよ。
ここにも お清め塩おいてください。そして 毎朝 九州の方角 お母さん この
方向ですよ。こちらに 向かって 手をあわせてくださいね。 おかあさん
宗派は どこですか?」
「私 しらないけど 子供の時から ナムアミダブツって となえていました。」
「ナムアミダブツですと 法然上人の浄土宗か 親鸞上人の浄土真宗でしょう!
毎日 九州に向かって 弟さんのこと 思いながら 拝んであげてくださいね!
ねえちゃんに 無事 会えた お話できたって 弟さん 成仏できると思いますよ。」
いや 私 宅建業界のやまっき と 呼んでください(^▽^)
「おかあさん 認知症になるのが こわい こわいというけど みんな 生まれたときは
認知症で 生まれてくるのですよ。生まれてきたこと覚えてないのですよ。
生まれたときに いきなり 歩いて 日本語しゃべれたの あとにも先にも
聖徳太子ぐらいですよ。ですから 認知症に なる なると 恐れないでくださいねぇ。」
やはり 同じ目線で 完全否定するのではなく まずは よりそって その人の目線で
話してあげる そして 幽霊ではなく 自分を守ってくれる守護霊とも 考えてもらう。
「これ 私からの贈り物ですので おつかいください。 また 苦しくなったら
いってくださいねぇ!」
と お塩を あげました。
「本当に ありがとうございます。気持ちが はれました。 このお塩 おいくらですか?」
「いや いや お金など いりません どうぞ それより 他のお客様もいるので
あまり マンションで 幽霊がでた でたといったら 他の人が びっくりするので
もし また出たら 私を 呼んでくださいねぇ!」 と 説明
ちなみに このお塩 普段は10万円ですが 今日は特別に1万円で結構です と
いうこともできますが これをしますと バブル時代に登場した 伊丹十三監督映画に起用される
悪徳不動産屋の宗教活動で 一年後 私 壺を 売りはじめては 大変なのでやめておきます(^▽^)
次回 また 出た と なったら 霊媒師から イタコになって 対応させていただきます。
いろいろと 毎日が ドラマティックな不動産業界でした。
オンアボキャベーロシャノマカボダラーーー ナムタイシヘンジョウコンゴウーーーチーーン!
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