捨てる神あれば 拾う神あり

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秋田町歓楽街で 不動産屋をしておりますと 税務署に 何千万円も

持っていかれる経営者もいれば 明日 食べるお金もなく マンションの

ゴミ置き場をあさる人もおり いろいろな層の方が 生活している街 秋田町。

 

先日 事故でなくなった身内のいない一人暮らしの入居者の遺品の整理で

警察と役所と当社で対応。

 

立ち会いでお部屋の中に入ると なんと お部屋は ゴミ屋敷。

 

いったい この人 どこで 寝ていたの? と 思う程のゴミの山

 

ゴミの山で ベランダの窓 隠れてみえません。

 

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でも これ 秋田町歓楽街は 大手不動産屋さんが進出してこない分

24時間トラブルで呼び出し その道の方との交渉 警視庁24時に

徳島がでると かならず 舞台になる秋田町の事件簿の対応など

他のエリアでは ありえないお仕事が登場する宅建歓楽街支部。

 

でも これ 活動をされている不動産屋さんの生活の一部です。

 

私も過去 2・3回は 命の危険を 感じたことあります(^▽^)

 

とりあえず アベ監督と 時間をかけて お部屋の整理していこうと思って

いましたら その方のお友達が 2ヶ月分の家賃を持ってきて

私が 整理しますので あと2ヶ月 お部屋 貸しておいてくださいと。

 

20年も音信不通の遺族の方に 警察より連絡をとっていただき

その旨をいいますと 残置物処分の承諾をいただきました。

 

しかし この人 そこまでしてあげるって どんな関係の人なのでしょうか?

 

ボランティア団体の職員でもないのに ゴミの山 また 使えるみたい。

 

そのゴミ 貧困路上生活者にあげるみたい。

 

でも それより 2ヶ月分の家賃も払えるのなら 100円ショップやホームセンターで

新しいものが買えると思うのですが それは 我々の発想で ゴミ屋敷の人は

その粗大ゴミには 魂が宿っていて 捨てるに忍びなく 使えるのなら

使ってあげたいそうです。

 

「この穴のあいたお鍋 何に使うのですか?」

 

「ねこちゃんのエサを いれてあげるのに 使えますよ。」

 

まあ 当社としては 家主様に処分費の経費の負担をしてもらわなく 助かりました。

 

世の中 捨てる神もいれば拾う神もいるものです。

 

生活貧困者の団結力と横つながりの助け合いには 生きれるうちは生きる という

強い精神を 垣間見た ゴミ屋敷部屋の整理の一コマでした。

 


| 2019.05.16 Thursday | 不動産日記 | comments(0) |
[09:00]