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これが現実 八方ふさがりの家主様

JUGEMテーマ:賃貸マンション

 

30代のときに 賃貸の仲介をさせてもらっていた家主様が 早朝から

私に 会いたい 会いたい 時間があるとき よってほしい と 何度も

連絡がありました。

 

10年以上も 連絡がなかった家主様が 今 何のようだろうか? と

訪問

 

訪問しますと マンションが ほとんど空室で 入っている入居者も 何ヶ月も

滞納されて 不動産会社に相談しますと 仲介は しましたが 管理費は

もらっておりません と 家賃督促集金を拒否

 

「にいちゃん お礼するけん 家賃 取り立ててくれるでぇ?」

 

「はあ?(゜o゜;」

 

 

私が 入れたお客でもなく 知りません。 また この時期 出されたら

家賃が入らないので 出さずに家賃を全額取り立ててほしいと要求

 

また なぜ こんなに空室があるのか よく 話を聞いてみますと

空いているお部屋を リフォームもせず そのまま放置

 

不動産会社から 何度も リフォームを依頼されたが お金が

ないのでできません 決まったらしますと断ると だんだんと

連絡もなくなり 案内もなく 決めてくれなくなったそうです。

 

でも これ 不動産屋さんが 悪くなく 決めてくれないのでなく

内見者が決めるのであって リフォーム 美装のできていない部屋を案内して

ここにしますと どうして 即決してくれるでしょうか?

 

私が 担当していたときは 物件数も少なく 家主様が強く 借主が弱かった時代。

 

今は 空室がでますと 半年も 1年も 決まらないのが 当たり前に

なってきた マンション空室飽和時代。

 

また 土地が高かった時代に建設しているため 今の相場や利回り収益法で

マンションの売却を計画しても 借入が それより以上に大きく

銀行が根抵当権を抹消してくれません。

 

また 代表者が高齢で 後継者もなく 銀行に相談しても 期間延長して

くれなかったそうです。

 

10年前に 親切にしてくれたので 相談させてもらいましたと。

 

でも この世代の家主さんは 仮に 私が 未納家賃を全額取り立ても

お礼するけん の お礼って みかん一箱です(^▽^)

 

家主がいるから不動産屋がメシ喰えてるだろ に 生きた時代です。

 

でも そんな時代は ほとんどの不動産屋さんが 売買がメインで 我々

若造の30代は 今の若い人から 不思議がられますが 賃貸の管理 仲介

家主様 取り放題でした。

 

今と違い 賃貸産業が 独占できたいい時代でもありました。

 

今回の 相談を受けて まあ 10年間 いろいろあったけど と

家主様のもとにいきますと 大きな他社の不動産屋さんの募集看板

 

さすがに 私も 看板をかかげて不動産屋のお仕事をしていますので やさしく

家主様に

 

「家主様 10年目に若い愛人と駆け落ちして 今から 離婚した妻が恋しいと

よって こられても 困ります。 また その愛人 うちのマンションよく決めて

くれるので うちが今から管理をとると こちらのマンションを決めてくれなく

なるので 対応できないので すみません。」

 

と きっぱりと 拒否。

 

この時代 他力本願の力は 絶大で 不動産屋仲間同士 けんかはできませんので

お許しを。

 

家主さんが これから先 破産して 生活保護受給を申請する恐ろしい時代を

感じた 10年ぶりに にいちゃん相談にのって の 一コマでした。

 


| 2018.10.26 Friday | 不動産日記 | comments(0) |
[12:21]
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